優しい風にゆれながら

30代後半女子の日々~夫と犬との暮らし~

不妊治療中(無職)の寂しさを解消する方法 ~人間関係~

仕事を辞めて不妊治療をしていた私ですが、一番悩まされたのは心理的ストレスです。

私を苦しめていたストレス要因は、大きく分類すると以下の3つでした。

 

ストレスの理由

1.平日はほとんど1人でいなければならない

2.仕事ができない(お金の不安)

3.いつ妊娠できるか分からないから将来の目途が立たない

4.上記のストレスを夫が理解してくれない

 

まず 1.平日ほとんど1人でいなければならない、です。

30代で専業主婦の人って本当に少ないです。小さいお子さんがいる方ならお家にいらっしゃる場合もありますが、そういう方は基本的に時間がありません。

何よりお子さんがいる方は子どもがいることによるストレス、反対に不妊治療をしている人は子どもが欲しいというストレス…と考えると、お互いに気を遣ってしまう存在なので微妙です。

 

2.仕事ができない(お金の不安)です。

なかなか妊娠しずらい方は、藁にもすがる思いで休職=体を休めるモードに入る方も多いことと思います。実際、私の友人の中にも仕事を辞めたらすぐに妊娠した!という人がちらほらいます。やっぱり仕事ってストレスもあるし、体力的にも疲れがたまりやすいですよね。

 

とはいえ、不妊治療は毎月うん万円単位でお金が飛んでいきます。本当は働き続けながら不妊治療ができたら良いのでしょうが、日程が予想できない不妊治療をしながら働き続けられる職場にいる人ばかりじゃありません。

 

今仕事を辞めている人が将来を想像する時、前提となるのは日本の社会状況です。

敢えてこんな当然なことを再確認する必要もないでしょうが、日本の企業は、仕事をしていない期間(ブランク期間)がある人を嫌う傾向があります。そして年齢が高いということも、再就職にはハードルが上がります。

 

「妊娠・出産したら数年働けないだろうに、今さらにこの不妊治療が加算されていく…うまく妊娠できたら『ブランク期間に子育てしてたんだな』と思ってもらえるだろうけど、子どもいないブランク期間はなんか気まずい…」勝手にそう思い込んで、私はいつも「ああああぁぁぁ」となってました(笑)

 

3.いつ妊娠できるか分からないから将来の目途が立たない

人は、予想できない(自分の意志でコントロールできない)ことにストレスを受けると言います。そう考えると、不妊治療がストレスになるのは当たり前ですよね。

自分の体ですが、排卵日をいつにするか、どんな卵(精子)をつくるか、思い通りにできる人はいません。どんなに健康体で検査上問題がない人でも、無事に出産までたどり着けない人もいるんです。妊娠・出産は、奇跡の連続です。

 

「奇跡を願って家に縛り付けられている(注:当時の私の頭の中では)」…そんなのストレスになって当然です。

 

4.上記のストレスを夫が理解してくれない

夫は新卒で就職してから、ずーっと働き続けています。そういう人にとって、専業主婦というのは”羨ましい存在”です。だから、私が上記のストレスを訴えても、それは”贅沢な悩み”に過ぎないのです。

私も働いている時は専業主婦らしいご年配のご婦人集団を見ると、ついつい「働かなくて良いっていいな~」と羨望の眼差しで見てしまってました。もちろん、本当はそういう方々にも不便やストレスがあるはず、というのは今となっては理解できます。

 

では、この4つのストレスを、どのように解決していったかを解説します。

 

解決法① 人的リソースを活用→平日に会える人を数名確保

 

ずっと1人でいたら暗くなってきてしまうのは、自然の流れです。

平日に会える人には、いくつかの可能性があります。

 

a.以前からの友人(子持ち専業主婦、子なし専業主婦、働いてる人etc)

《子持ち専業主婦に会うパターン》

まだ年齢が幼いお子さんがいる方と付き合うには、注意が必要です。

幼児を育てている方はストレスでいっぱいいっぱいなので、”隣の芝生は青い”的な理由で、こちらが羨ましがられてしまう可能性があります。

そんな時、「私だって子どもが欲しいのに…」その気持ちをぐっと飲みこめますか?

お互いに心が元気な時にしか会えそうにありません。

 

《子なし専業主婦パターン》

自分と同じ子なし専業主婦の人と会えれば気持ちを分かり合えるかも知れませんが、その人も不妊治療をしているなら、どちらかが先に妊娠した場合を想定しておいた方が良いですよね…。

私が良いと思った相手は、10歳くらい年が上の女性と友達になることです。その方は「もう妊娠する可能性は無い」と諦めている方が多いでしょうし、そういった方の人生観を聞くことは勉強になります。こういった方とは、趣味の集まりなどで出会うことができました。

 

《仕事をしている人》

子どもがいない人、という想定です。子どもがいて働いている人は超多忙なので、年に1回くらい会えたらいいところではないでしょうか?

仕事をしている人とは、平日の夜、土日祝(その人が休みのタイミング)に会うことができます。独身の相手だと私の悩みを”贅沢な悩み”だと思われていたでしょうが、それでも社会人経験が長いだけに大人の割り切りで適当に話を聞いてくれました。

また、こういう人は本人も”寂しさを紛らわしたい”というニーズがあるので、会ってくれる可能性が大です。こちらもお返しに、仕事の愚痴を聞いてあげるのが必須です。

お互いに発言に注意しながら、うまく付き合っていくと良い関係が築けます。

 

b.新しい知り合いを新規開拓

趣味のサークル、ボランティア、なんでも良いので顔を出していくことです。最近はツイッターFacebookなどのSNSでいろんな情報を集めることができますよね。

私は近所のコーヒー屋さんの男性マスターと仲良くなって、コーヒー代を払って話し相手になってもらってました(笑) 

 

c.会えなくてもLINEやSNSで会話を交わせる相手をもつ

久しぶりでも連絡をすると喜ぶ人もいます。返事がない人もいますが、気にするのはやめましょう。あなたが悪いんじゃなくて、相手に余裕がないのです。

 

とにかく人間関係で大切なのは、相手の反応を気にしない、ことです。

ここで紹介したパターンを数打ちゃ当たる方式でどんどん試してみて、ダメだったらすぐ忘れ、次の人へアプローチ。

 

人に会う時に忘れてはいけない心がけは、

・自分の愚痴ばかり話さない

・暗いモードで会わない(話さない)

・誰かを批判することは言わない

ことです。

ネガティブな人と一緒にいると疲れるので、相手から避けられてしまいます。

 

「本当はネガティブな気持ちでいっぱいなのに、明るい演技をするなんて無理」と思われるかも知れませんが、こちらが明るくいれば、相手も明るくなります。

そして相乗効果で、こちらも本当に明るい気分になることがあるのです。

 

今回は、寂しさを解消する方法の1つとして、人間関係の確保の方法について書きました。

それ以外の方法については、次回に続きます!